日本からアメリカの薬剤師をめざしている方へ 2 [やっぱり病院で働きたい]

チェーン薬局じゃいや、やっぱり病院薬剤師としてアメリカで働きたいと思っている方へ
日本に住みながら夢を見るのはやめましょう。H1bのスポンサーにはまずなってくれません。病院もそこまでしなくてもアメ人雇います。
http://www.urch.com/forums/pharmacy-forum/
にもいくつかありますが、ボランティアでインターンをしてその後人脈(コネ)ができたところで採用というのがけっこうあるようです。日本人の方でボランティアで働いて病院採用になった方を知っています。ただ彼女のビザステータスについては私もわかりません。
日本人の方なら、アメリカのコミュニティカレッジのPharm Tech科を取り、ローカルホスピタルでの実習が必須となっていることがあるのでそのときに事情を話せば、学生しながら(F1ビザ)、病院薬局でボランティアベースでインターンを消化して免許取得することも可能かと思います(絶対できるとは言ってませんよ)。実際、病院でのボランティア活動はどこも盛んで、ちょっと大きいところなら薬局でのボランティアも募集しています。その場合、免許を取った後にビザステータスをどうするかと言うことになります。同じ病院でスポンサーになってもらえるのがベストです。もしスポンサーになってくれるなら、個人で移民弁護士を雇い書類作成をしていきます。スポンサーは基本的に書類にサインをするだけなので、雇い主側との人間関係が親密になっていればあまり問題ないかと思います。コミュニティカレッジのPharm Tech科なんてバカにしないでください。日本の薬学部を出ていれば、単位をいくつかトランスファーできるので、1年ちょいで卒業できるでしょう。その間に英語の勉強もできます。学費もPharmDに比べて超安いです。おまけにOPTを利用して在学中または卒業後1年間給料をもらいながら仕事をすることもできます。OPTとは専攻に関する就業トレーニングを受けるためのビザのことです。ただ、この方法は一か八かなので必ずこれで薬剤師になれるというわけではないのであしからず(FPGEC経由で薬剤師になりたい方)。
PharmDを取得して病院の薬剤師になりたい場合は、お金はかかりますが、FPGECに必要なFPGEE、iBT、インターンなどを省くことができます。ただし、その後の病院への就職は上記と同じです。いずれにせよH1bがないといけません。

日本からアメリカの薬剤師をめざしている方へ 1

ちょっといろいろ調べてみました。
基本的にこれは以前から申していますが、市民権(US Citizenship)または永住権(Greencard)がない場合、アメリカで薬剤師として仕事をするには H1b ビザが必要となります。H1b ビザを申請するにはスポンサー(雇用主、病院またはチェーン薬局)が必要です。スポンサーを見つけるにはFPGECが必須です。
ただし、H1b 取得は http://www.p-style.com/e-1618.html こちらの記事を見ていただければ分かりますが、応募者が多いため申請までこぎつけても抽選でもらえるかもらえないかが決まるようですから、現状はかなり厳しいですね。私が別の仕事でH1bに応募した10年前はまだ抽選ではなく、そのときは早い者勝ちだったような気がします。ただ、この記事を読んでいると2008年は枠が約倍の11万数になりそうですし、それ以降も枠が増えそうですのでかなり希望があるのでは。
では、来年の枠に応募したいと言う方、どのようにスポンサーを見つけましょうか。病院で働きたいという方もいるようですが、基本的に病院は非営利団体であり保守的団体ですからわざわざ外国人薬剤師を雇うためにスポンサーになるということは、特に外国に在住の見ず知らずの人のスポンサーになることは皆無です。やはりチェーン薬局の、CVS、Walgreens、RiteAid などなどを利用するしかありません。4月の申請に合わせてこれらのチェーン薬局には前年の12月までには連絡しましょう。これらのチェーン薬局も世界中から問い合わせが来ますので、2月くらいにはもう受け付けない(返事すらくれない)としてしまうようです。連絡は怖くても電話が一番です。ほとんどの人はメールで連絡します。その場合、順番に対応しているのでなかなか返事すらもらえません。でも電話で直接話すことができれば、用は割り込んで行くわけですから優先度アップ間違い無しです。もちろん、FPGECは取得しておかないと門前払いです。外国に住んでいる場合、すべての条件がそろっていれば面接なしで申請しますということもあるようです。スポンサーが見つかればあとは必要書類をスポンサーの移民弁護士に提出して、4月に移民局に申請、遅くても5月の始めには許可がおります。
スポンサーを見つけるには、アメリカのどこで働きたいかなどの臨機応変に対応しましょう。企業側も薬剤師が不足しているところに行ってほしいと願っているわけですし、H1bの手続きは3000ドルほどかかりそれを会社が出しているわけですから、会社側も不足している地域に行ってくれる人を優先します。

ハッピー

甥っ子のサッカーゲーム観戦から元気よく帰ってきたズーマ
か「ズーマはかわいいね、どうしてそんなにかわいいの?」
ズ「ハッピーだから」
だとさ
ハナマル

壊れたロボット

rx-robot.jpg

今日は1時-9時のスケジュール。1時前に薬局に行くと…
みんな血相を変えて仕事してる。と言うか、何人いるの? 1、2…レジ3人、薬剤師4人、インターン1人、テクニシャン3人、げーっ11人もいる。
ってか、なんで薬剤師4人もいるの? 私も含めたら5人じゃん。
1時の段階でもう処方箋200枚超えたらしい。
トップ200の薬を自動的に容器に入れてラベルを貼ってくれるロボットScriptProが先週の木曜日から壊れていて、まだ直っていないと言うから輪をかけて忙しいわけだ。
処方箋は15センチX25センチくらいのバスケット(入れ物)に患者別に入っているんだけど、そのバスケットがピサの斜塔状態につみ重なっている。
今日はテックに扮して、てきぱきと処方箋をコンピュータに入力していく。そのあと、別のテックがどんどん錠剤を数えて、容器に入れラベルを貼っていく。この段階でバスケットには処方箋、薬品が入っている容器、患者に渡す処方薬が入った容器が入っている。このバスケットは次に最終監査を行う薬剤師に渡り、指紋認証による監査が終わると処方薬の要約とレシートが印刷される。
こうしてテックに扮しつつも、DUR(Drug Utilization Review)でひっかかっている処方箋は薬剤師でなければ了承できないので、ほかのテックが担当している処方箋もどきどきチェックする。患者やクリニックからもどんどん電話は来るし、疑義照会、患者へのカウンセリングとマルチタスクをこなしていくと、ちょっと自分がスーパーウーマンみたい…うふ 自負。なんて言っている場合ではない。
夕方5時、すでに400枚を越えたところで、クリニックからの留守電をチェック。
イレブン メッセージ… えっ? 11 個もメッセージあるの?
結局、20枚以上の処方箋リクエストが…これを聞き取るのも大変だけど、ピサの斜塔はさらに高くなっていく。
夕食も取ることなく、9時を向かえる…660枚。
おやすみ

Xopenex

電話でXopenexとAlbuterolの違いを問われた。
Albuterolは2つの異性体から成るラセミ体。そこから薬物作用なしの異性体を取り除いたものがXopenex。でもそんなことを言っても患者にはわからないわよね。簡単に言えばこうなる。
There are basically same. Xopenex is more like a pure form of albuterol. Works same way and same substance and same strength.
MDIでよく問われるCFCとHFAの違い
CFC (Chlorofluorocarbon) is a propellant to deliver the medicine in your lung but is not enviromentally friendly. HFA does same thing and is more enviromentally friendly.