来年もよろしく

今年は、かよべえにとって大きな年でした。長年の(ちょっと大げさ)目標であるアメリカの薬剤師になることができ、今は驚くことに毎日の仕事が楽しく、やりがいのある仕事に満足しています。テックとして今の薬局で働き始めてこの2月で5年。当初はつらいこともたくさんあって大変だったなあなんて最近よく思います。かよべえ倶楽部を始めたのもそのくらいかな?かよべえ倶楽部を通して多くの方と知り合うことができました。こうして同じ目標を持つ人と交流できたことはかよべえにとって大きな支えでした。みなさんありがとう。これからも細々ではありますがこのサイトは続けていきます。来年もよろしくお願いします。

根幹治療

アメリカでは根幹治療は普通の歯医者ではやってくれない。根幹治療専門の歯医者さんに行かないといけない。
私は歯槽膿漏とかの心配はないのだが、小さい頃から虫歯は多く日本でも根幹治療をしたことがある。
この間、定期健診で歯医者さんに行ったら、どうも一度根幹治療した歯の根っこがちょっと炎症を起こしていると言う。この根幹治療は中途半端に治療がなされていてよくないからやり直しを命じられてしまった。
そこでさっそく専門医のところへ行くと、レントゲンを見たとたん、この根幹治療は日本でやってもらったね。と言われてしまったぁ。どうして分かるんですかぁ。たまたまとなりにある歯も根幹治療をしてあるんだけど、これと比べたら明らかに違うでしょ。アメリカではこんな治療はしないよと言われてしまった。
というか、アメリカの歯医者というか歯の治療の技術は日本よりいいと言うのはよく聞く話だし、経験上、それには同意する。アメリカのボストンで開業している日本人の歯医者さんも誇りを持って日本の歯医者のレベルの低さをけなしていた。
アメリカに来て、日本で直した歯はほとんど再治療という経験者のかよべえ。アメリカの治療は高いからねぇ、歯の保険は欠かせないよ。
やれやれ。

3日連ちゃん

この土、日、月
仕事… 12時間、9時間、12時間…
欝ぎみぃ…
今日は金曜日なんだけど、お店に行けば
「Have a nice weekend!」
なんて言われて…
「仕事あるのよねぇ、ずーっと。でもサンキュ」
と愚痴っぽくなってる

日本からアメリカの薬剤師をめざしている方へ 3 [チェーン薬局でがんばるぜ]

チェーン薬局を介してH1bをゲットしようと決意された方へ
アメリカのチェーン薬局とは一体どんな感じ? 一般的にはあまりいい印象はありません。アメリカ人でも PharmD を取得してから初めてチェーン薬局で働く人のうち、1、2年でバーンアウトしてしまう人が少なからずいます。逆に病院薬剤師は絶対いや、私はチェーンの方がいいという人もいます。
チェーン薬局は通常、1日平均200枚をさばくところで1人の薬剤師、1~2人のテクニシャン、1~2人のキャッシャーからなります。1日平均300枚をさばくところでは薬剤師は2人になります。逆に1日60枚くらいならテクニシャンもキャッシャーもおらず一人三役です。シフトは9時~9時が一日おきで週末は隔週勤務です。ずーっと立ち仕事ですよ。私は一度一人で9時から7時までで200枚こなしたことがありますが、そのときはテックが二人いたけど、カウンセリング、電話による処方箋の受付(日本ではないかと思いますが、こちらはファックス、Eメールのほかに電話でも受け付けます)、患者からの問い合わせ、保険会社への問い合わせ、それと200枚の処方箋の監査と…ランチは食べれず、夕食も食べることなくぶっとうしでした。けっこう肉体的、精神的につらい仕事となることもしばしば。私が今勤務しているところは一日に500枚~600枚をさばきます。薬剤師は3人、テックが3~4人、キャッシャーが2人ですが、ひっきりなしに忙しいです。おっとぉ言い忘れましたが、ドライブスルーがあったらもっと大変ですよぉ。私の薬局にはドライブスルーはありません。あぁそれと、在庫管理、薬品・備品の発注、薬品の返品、などなどの雑務もたんまりあります。
これだけだったらいいんですが、何が問題かと言うと、どんな人と仕事をするかです。みな、できのいいテクニシャンだったらいいのですが、そうではないのが現実。できないのは、命令なんて絶対聞いてくれませんよ。そういう部下をいかに使いこなすかと言うのはまた別問題ですね。これはアメリカで医者をしている人も同じ悩みを持っているはず。看護婦をいかに使うかというのはけっこう死活問題かも。日本人みたいに上司の言うことはハイハイなんて聞きませんからね、アメリカ人は。ストレートにやってなんて言ったら、なんでよぉ、なんて文句言われます。もう揚げて揚げてそれでやっと聞いてくれるという感じでしょうか。おまけに相棒となる薬剤師がどんな人かというのもあります。できない、怠け者薬剤師とコンビを組むとえらいことになります。この辺りは運で、どこの会社に言っても必ずある問題です。まぁいやならほかの店舗に変えてもらうなどして、いい環境が見つかるまで転々としてみるといいかもしれないですね。
市民権もグリーンカードもない日本に住んでいる方がFPGECの道を選ぶなら、一度くらい見学でもしておいたほうがいいかもしれません。私はグリーンカードがあったのではじめはテックとして勤務し、こういったギャップを克服していきました。自分にはできないかなぁとも思いましたが、日本人だからでしょうか、患者が文句言ってもアメ人のように簡単には逆切れしないし、誤るのは平気(アメ人は謝るの大嫌いです)だし、ある程度アメ人のようにがんがん言える薬剤師になると、アメ人のようにストレスを溜めることもなくできるかななんて思うようになりました。実際、今薬剤師として仕事をしていますが、割と楽しんでやっています。まぁまだ痛い目にあってない証拠かな?

ジャパン

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一年半ぶりに帰ってきました…日本に。暑かったぁ。蒸し暑かったぁ。毎日が我慢大会という感じ。あんなに暑いのになぜみんな長袖長ズボンなんでしょ。そしてみ~んな化粧が濃いぃ。日焼けしたくないのはわかるけど、すごい塗ってるよね。お顔が歩いているという感じ。まぁ、私なんか逆になんじゃあのファッション、髪型、メークと思われてはいたと思うけどね。
今回一番はまった物…「ぜんまいざむらい」
これ、親子ではまりました。本もいっぱい出ていて3冊くらい買ったし、ガッチャンゴロゴロでキャラクターのお飾りを7つくらい買ってしまった。
面白かった出来事…「安部総理の辞任」
やっぱりねぇ、と思ったけど。健康管理もできないような人は総理にはなれないなんて言う人がいるようだけど、彼の病気も大変なんだと思う(私も同じに病気持っているからよくわかる…っていうか多分同じ)。おかげで新聞もくまなく読み、前から好きだったけどさらに「麻生さん」の大ファンになってしまった。
一番はまった食べ物…「宇治金時ミルク」
こう暑くちゃね、かき氷でも食べないとやってられん。アメリカではかき氷もそんじょそこらじゃ食べられないしね。日本ではマック(マクド)でも売ってるんです。けっこういける。
一番感動した食べ物…「函館で食べた いくら」
寿司屋に行くときは日本でもアメリカでも必ずいくらを注文するかよべえ。おばの家で出前してもらったお寿司に入っていたいくら。ぷちぷちでしぼれてなく、塩辛くなく、まさに本物というお味でした。
日本は飛行機や電車から見ると野や、田畑、山の多い国だけど、地に足を置くと、雑草を一掃しようと言わんばかりにあらゆるところがコンクリートで埋め尽くされている=緑どこ? コンクリートできれいになったように見える町並みも、その間から負けずに勢いよく出ている雑草は誰にも刈られずほったらかし、なんとなく今の日本を象徴しているようだった。
いじめが絶えないねぇ。派閥政治でも麻生さんはいじめの対象だし、相撲部屋でもいじめで弟子が死んでいる。大人がそうだから子供もやっちゃうよね。いじめ、DV、虐待は警察の方にもっとがんばってもらってどんどん逮捕しちゃいましょ。そうでもしないと荒れっぱなしになってしまいます。
新幹線に乗ると若い子たちは平気で化粧を延々としている。日本の常識、世界の非常識。
稲穂が黄金色に輝いていて「日本」を感じました。美しかったです。
畳を張り替えてもらいました。畳を持ってきたのは24歳くらいの青年。見た目はもさっとしているけどこの仕事をして7年目とか。それなりに誇りなるものも見え隠れしていました。畳ビジネスもますます苦境に至っているようだけど、背広を着て会社に身を任せた人生より、彼の方がずっと幸せなのではと、微笑ましくうれしい気分になりました。学歴じゃないよね、人生は。
もっともっといっぱい感じたことがあったけど…日本人、もっとがんばろうよ。応援してます。