うちの裏庭には大きなメープルツリーがどーんと2本そびえたっている
そしてその下には小さな野菜畑が…
今までのかよべえ観測事務所の調査によるとその畑は1日に4時間弱しか日が照らないのだ
こんな具合だから4年前にトマトを作ったときは霜が降りる9月中旬になっても緑のトマトが40個くらいぶらさがっていたっけ
このままではよくない
4月にきこりに電話した (と言うか私が電話したわけではないので「電話をさせた」というべきなのだが…)
…が来たのは2日前 (とてもアメリカンである)
一本は切り倒してもらい、もう一本は短く枝をざくざくトリミングしてもらうことに
美容院のいすに座って鏡の中の自分の髪と美容師を不安げに覗き込むように、窓から裏庭を見る
朝7時にきたきこりおやじ、豪快に太い枝を切っていく
…
だんだん不安になるかよべえ
「それは切り過ぎ」と言おうか言わまいか、まるでヘアカットに行ったときと同じである
美容院ではいつも言えないのである。プロに向かって文句なんてという気持ちもあるし、口出しをしたところでどうしてほしいかこちらから説明できるわけでもないからいつも黙って成り行きを見守ってしまうのだ。その結果切り過ぎても文句は言えない。なぜなら後の祭りだから。
今日も、言えなかった
その結果はトリミングというより幹とてっぺんにちょろっと葉っぱが残っているだけでセンスのかけらもない
やられた
一気に明るくなったマイ裏庭とは裏腹にかよべえの心はどんより(うつ気味)
「すぐに枝は伸びるよね」と自分に言い聞かせ周りにも押し付け説得してもらい、次の日やっと立ち直った。そうしている間トマトはうれしそうに一気に赤みがかってきた
うれしいではないか。そんなトマトを傍らに庭仕事にいそしむかよべえであった