Floater Tim のついてない一日

(テレフォン会話)
Kayobe: xxx pharmacy, can I help you?
Patient: Ah, yes. My name is John Wagner. I just picked up my prescriptions, one is Ibuprofen 800mg and the other one is Altace. I was reading the leaflet, and it’s said Ibuprofen shouldn’t be taken with ACE inhibitor. Altace is an ACE inhibitor right?
Kayobe: Yes, let me put you a pharmacist. Hold on please.
(かよべえは Pharm Techなのでカウンセリングできない。フローティングで来ていたTimがこの処方箋を処理したことはわかっていたのでTimに渡すことに。)
Kayobe: Hey Tim, John Wagner, whom you just filled Ibuprofen 800mg and Altace, is asking an interaction of these drugs. It’s line 1.
Tim: What about?
Kayobe: He said the leaflet said don’t take Ibuprofen with ACE inhibitors.
Tim: ….. (目が点になっている)
(ほかの電話が来たのでかよべえはそっちの電話を取る。その電話が終わった後もTim はまだ患者に対応していない。いつもジョークでは冴えているのに、なんと言って対応していいのかパニクっている様子。結局、しばらくして新卒ブラッドが一時的な併用なら問題ないのではとチラッと言ったのをそのまま受け入れることにし、Timはすっきりした面持ちで電話をようやく取った。)
Tim: Hi this is a pharmacist. As long as you are not taking them for long time period, It should be fine.
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Timはこの後に来た処方箋 (Tequin 400mg 1TBIDx10 days) にも手こずってしまった。保険でカバーされないというのだ。Days supply を10日から20日に変えたりしてなんとか保険でカバーされないかコンピュータと四苦八苦している(←こんなのあり???)。Tequin 400mg は通常1TQDx10 days だから多分医者に確認を取るべきではと思っていたら、いきなり “This won’t be covered by the insurance.” と言って処方するのをあきらめてしまっていた。
もちろんこんな調子だったので次の日マネージャはカンカンであったことは言わずと知れたことだ。
* Floating pharmacists とは、特定の薬局に属さず日によって行く薬局が異なる流離い薬剤師のこと。Floating pharmacists は、穴埋め役としてチェーン薬局には欠かせない存在。でも、いわゆる自分の薬局と言える場所がなく、必要最低限のことしかせず多少責任感に欠けるところがある。 * Leaflet とは処方薬の患者向け説明書で、法律で処方薬と一緒に渡すように定められているもの。